軽貨物ドライバーのガソリン代の節約方法
最近のガソリン代の高騰は毎日車に乗る軽貨物ドライバーにとって大きな痛手ですよね?
そうなんです。これだけガソリン高騰が続くと毎月の経費が膨らみ、収入減になってしまいます。そこで今回はガソリン代の節約方法について考えてみました。
約7年ぶりのガソリン価格の高騰
日本エネルギー経済研究所石油情報センターは、2021年11月のレギュラーガソリンの店頭価格が1リットルあたり168.7円だったと発表しています。これは約7年ぶりの高値水準で、価格の高騰は12週連続となっています。
世界的に新型コロナのワクチン接種が進み、世界規模で経済活動が再開したことで原油の需要が一気に高まりました。加えて火力発電の燃料である天然ガスや石炭の価格も上昇したこともあり、代わりの燃料としても需要が高まりました。その一方で増産は抑制され供給が抑えられていることから、需給バランスが崩れて現在の価格高騰が続いているのです。
軽貨物ドライバーの月平均のガソリン代
このガソリン価格の高騰は、毎日車に乗る軽貨物ドライバーには大きな負担となります。個人事業主として働く軽貨物ドライバーはできるだけ経費を抑えて効率良く稼ぎたいと考えるものですが、今のガソリン価格の高騰はそういった日々の努力を台無しにしてしまうほどの経費増となっています。
軽貨物ドライバーの月平均のガソリン代は、走行距離や業務内容によっても異なりますが、ある程度の試算はできます。
ガソリン代=ガソリン価格✖️走行距離➗燃費
弊社のドライバーさんの平均で言うと、1ヶ月の走行距離が3,000Kmで、燃費がリッター18Kmですので、ガソリン価格高騰以前の2021年8月時点(レギュラー価格¥145)で計算すると、月平均のガソリン代は¥24,166でした。現在の価格(レギュラー価格¥169)で計算すると¥28,166となり、月平均¥4,000の経費増となります。
普段の節約を台無しにする程の価格高騰
軽貨物ドライバーの多くがなるべく出費を抑え効率良く稼ぎたいと考えており、できるだけ燃費をよくする努力をしていると思います。例えば、エアコンを使用しないとか、一定のアクセルワークを心がけるとか、最短ルートで走行するとか、少しでも安いスタンドで給油する等々、こういった節約術を台無しにする程の価格高騰が続いています。
月平均¥4,000ですと約1回分の給油に相当しますし、年間で約¥50,000もの経費増となるわけですから、前述の節約方法だけではカバーしきれません。
ここにきて政府も石油備蓄の放出を検討しているようですが、どこまで効果があるかはわかりません。もっと直接的に価格を抑えるためにガソリンに関わる減税に踏み切るようなことをしなければ効果は一時的なものになってしまうでしょう。世界規模で原油は高騰しているのですから・・・。
軽貨物ドライバーのガソリン代の節約方法
軽貨物ドライバーの多くが町一番ガソリン代の安いスタンドを知っているものですが、このガソリン価格の高騰はそんなスタンドでさえ値上げを強いられています。
そこで現金での給油をやめて、少しでもポイント還元率の高いスタンドを近所と担当エリアの両方で探しましょう。ポイント還元や曜日で割引のあるスタンドの活用は必要となってきます。これを徹底すると年間ベースで見ればかなりの経費削減につながります。
例えば、メンバーカードに付与されるポイント還元率の高いスタンドでは、まず会員割引価格でリッター約2円引き、リッター1ポイント付与、カーケア用品の購入で¥100につき1ポイント付与、これに加えてTポイント、Dポイント、楽天ポイントも付与されます。
メンバーカード作成だけでポイントが付与され、作成から数ヶ月間ポイント3倍などの特典もあります。他にも、イベント特典やオイル交換をするとガソリン価格リッター¥3円引きなどもあります。
これらの特典をフル活用すると、1ヶ月平均¥3,000以上の節約となりました。年間ベースで見てみると、約1ヶ月分のガソリン代を節約することが可能です。
個人事業主でも作成可能なカード
余談ですが、軽貨物ドライバーにお勧めなのが個人事業主でも作成可能なカードがあります。ネットで調べればすぐに見つかると思います。
個人カードよりも、事業用カードとして使用できるので、毎回給油の度に現金で支払うよりも、1ヶ月分をまとめて支払うことができ、経理上の計算が楽に済みます。確定申告等においても煩雑にならずに済みます。
確定申告書と車検証のコピーと免許証のコピーがあれば誰でも作成可能なので検討してみてください。
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