仕事の効率を上げる軽貨物ドライバーの七つ道具

仕事の効率を上げるためには働きやすい環境を作ることが肝心です。仕事ができる人のデスクはよく整頓されているものですし、効率を上げるためのアイテムが整然と並べられています。軽貨物ドライバーにとっての職場は軽バンの車内です。熟練したドライバーさんや仕事の早いドライバーさん程、車内が整頓されていたり、仕事効率を上げる独自のアイテムを携帯しています。今回は、仕事の効率を上げる軽貨物ドライバーの七つ道具を紹介しましょう。

仕事効率を上げる七つ道具

① 地図（地図アプリ&ホルダー）

軽貨物ドライバーの仕事に欠かせない必須アイテムの中で先ず挙げられるのが地図です。軽貨物ドライバーは地図紙派と地図アプリ派に別れます。

毎日同じ決まったエリアを担当する場合は、地図紙派が多いです。逆に、エリアが定まっていない場合は、地図アプリ派が多いです。

地図紙の場合、配達先を地図上に自由に書き込みができる利点はありますが、運転中に地図を見たりすることができないので、長距離や配達先が定まっていない場合は不便です。

地図アプリの場合は、ホルダーに端末を固定して運転中に確認できる利点はありますが、固定エリアを担当する場合は、使用頻度が下がるので、配達先を入力する手間や使用料を毎月払うのが無駄になってしまいます。

なので、自分の担当する仕事内容によって使い分けます。

② 台車

地図の次に挙げられる必須アイテムは台車です。軽貨物とは言え、大きいサイズのものや、重量のあるもの、複数個の場合は、台車を使用します。

軽量で静音性があり丈夫なものが好まれます。台車の良し悪しでも仕事効率は大きく変わります。あまり重量があっても使いづらいですし、大きすぎても積載を邪魔してしまいます。

担当する仕事の内容によっても使い分けることもあります。重量のある荷物が多い場合は、ストッパー付きの荷重200キロ以上のものが必要ですし、小さい荷物が多い場合は、折りたたみ式の車輪を収納できる台車を使うこともあります。

③梱包用テープ

梱包用テープは外装破損した荷物の補修や、集荷の際に必要になってきます。軽貨物ドライバーの車内には常備されています。常に必要なわけではありませんが、咄嗟の時に重宝されます。これがあるのとないのでは、仕事効率も大きく変わります。

付随してハサミやカッター、荷造り紐を常備しているドライバーもいます。雨の日の対策として大きなビニール袋を常備しているドライバーもいます。

④雨具

軽貨物ドライバーにとって雨の日の仕事は避けられません。雨の日でも容赦無く荷物はあります。雨が降っても荷物を滞らせるわけにはいきませんので、雨具は必須アイテムですし、仕事効率にも影響します。

防水ウエア上下、防水シューズ、防水帽子など、普段の日と変わらず仕事を進めるため、動きやすく脱着しやすいものを選びます。

荷物が雨に濡れてしまわないように大きめのタオルやビニールをかけて配達する、お客様目線のドライバーも多数いることも知っていただきたいです。

⑤車内LEDライト

夜間の配達に効果を発揮するのが車内照明です。荷物の取り間違え防止のためにも照明は欠かせません。もともと装備されている照明以外に、車内LEDライトや作業用ライトを併用して、夜間および日が暮れるのが早い冬季にも仕事効率をはかります。

サイドドアやバックハッチ周りにLEDライトをはりめぐらせて、どこからでも荷物を取り出しやすくしているドライバーも多数います。

⑥ジャンプスターター

常に使用するものではありませんが、ジャンプスターターを常備しているドライバーは多いです。夏にエアコンを長時間使用したり、ライトやハザードの消し忘れ等によるバッテリー上がりの時に常備していると、大変心強いアイテムです。

自走できなくなって、配達が滞ってしまうことを避けるための応急処置的なものではありますが、一時的なトラブル回避のアイテムとしては重宝されます。

また、モバイルバッテリーとしても使用できるので、スマホや仕事用端末のバッテリー切れを回避することもできます。

⑦スノーチェーン

2022年は、都心部では二度ほど大雪に見舞われましたが、降雪時の安全確保や仕事を滞らせないためにもスノーチェーンを常備しているドライバーは多いです。

豪雪地ではスノータイヤや金属製のチェーンは必須かもしれませんが、都心部のように年に数度しか使用しないような地域では、非金属製のチェーンや着脱し易い布製のものが重宝されます。

仕事中の降雪に対応し、かつ仕事も普段通りに進めるためには上の画像のような布製のカバーをするだけのものは手間がかからないので効率が良いです。