軽貨物ドライバーお役立ち情報:ユーザー車検
ユーザー車検って、聞き慣れないし、ちょっと難しそうなイメージがあるんですけど?
確かに一昔前はそうですね。でも、最近はネットで情報も得られるのでユーザー車検にする人も増えてますよ。ということで、今回はユーザー車検について解説します。
ユーザー車検とは?
軽貨物自動車のユーザーがディーラーや整備工場ではなく、ユーザー自身が自分で軽自動車検査協会で受験することをユーザー車検と言います。必要書類を準備し、管轄の軽自動車検査協会に予約を入れて、軽貨物車両を持ち込んで、検査を受けます。予約はネットでも入れられるので軽自動車検査協会の検査予約システムでアカウントを登録して予約を入れましょう。検査予約システムでアカウント登録する方はこちらからどうぞ。
この記事では、ユーザー車検の事前準備項目や車検当日の流れなどを解説します。
ユーザー車検事前準備
■必要書類
1. 車検証
2. 自動車損害賠償責任保険証明書
3. 自動車税納税証明書
4. 自動車検査表
5. 自動車重量税納付書
6. 継続検査申請書
7. 定期点検整備記録簿
1〜3は事前に準備しておいてください。4〜7は当日に検査で書類をもらって記入してください。
■軽貨物車両のチェック
車両が比較的新しい場合は、自分で事前にチェックすると車検の時に安心です。年式が古い車両の場合は、有料(¥1,500〜¥3,500)ですが予備検査場で点検してもらう方が安心です。
1. 灯火装置(ヘッドライト・テールランプ・ブレーキランプ・ウインカー・バックランプ)
2. タイヤ(溝の残量・ひび割れ・亀裂・フェンダーからのはみ出し)
3. ガラス(フロント・サイドのひび割れ)
4. 内装(シートベルト・ホーンマーク・シフトレバーマーク・発煙筒)
5. メータ廻り(警告灯)
6. ワイパー・ウインドーウォッシャー液
7. ホーン
8. マフラー(排気漏れ)
9. ドライブシャフトブーツ(ゴムの損傷)
10. ステアリングラックブーツ(ゴムの損傷)
■車検費用
1. 自賠責保険 ¥25,070
2, 自動車重量税 ¥5,200
3. 印紙代 ¥1,400
ユーザー車検の最安ケースの場合、合計の¥31,670(法定料金)で車検を通すことができます。
■車検予約
軽自動車検査協会で車検の予約を入れます。ネットで検査予約システムから予約をいられるので、先ずはアカウント登録から始めましょう。軽自動車検査協会の検査予約システムでのアカウント登録はこちらからどうぞ。
ユーザー車検当日の流れ
車検当日は、検査協会周辺の予備検査場(テスター)で車検場と同じ検査を受けることができます。有料ではありますが、気になる箇所がある場合や、年式が古い車両の場合は、事前に予備検査を受けることで確実に車検を通すための対応ができます。一日の内に車検を受けられるのが3回までとなっていますので、車検に通らなかった場合に車検の期限切れや再来場する手間を省くための防止策でもあります。
1. 窓口で書類(自動車検査表・自動車重量税納付書・継続検査申請書)を入手し記入する
2. 自動車重量税・検査手数料の支払い
3. 自賠責保険の継続加入手続き
4. 自動車納税証明書で納税確認
5. 必要書類の提出をし、車検の受付(予約番号確認)
6. 検査コース
7. 車検証の交付
検査コースの流れ
車検場に初めて入る方は、事前に検査コースの流れを把握しておくと慌てなくて済みますので、検査コースの項目と流れを確認しておいてください。
1. 同一性の確認(車検証と申請書類と車両が同一のものであるかの確認)
2. 自動車の外観(車体と灯火装置に問題がないかの確認)
3. サイドスリップ検査(前輪の横滑り量の確認)
4. ブレーキ検査(前後輪・駐車ブレーキの確認)
5. スピードメータ検査(実際の速度とメータ表示の誤差の確認)
6. ヘッドライト検査(ヘッドライトの光量・光軸の確認)
7. 排気ガス検査(排出される一酸化炭素と炭化水素の濃度確認)
8. 下廻り検査(ドライブシャフト・ステアリングラック・オイル等の確認)
下廻り検査が終了したら、記録機があるので自動車検査表を挿入し、記録を行ってください。最後にコース出口に総合判定室があるので、全ての書類を提出します。問題がなければ審査結果通知欄に合格の押印がされます。これで車検証の交付を受けられます。以上で、ユーザー車検は完了です。
車両が比較的新しい場合や、普段メンテナンスをしっかり行っている方や、時間にゆとりのある方はこの記事を参考にユーザー車検にチャレンジしてみてください。
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